学術集会事務局  
一般財団法人 新田塚医療福祉センター
福井総合病院 秘書室内

〒910-8561
福井県福井市江上町第58号16番地1
TEL:(0776)59-1300 (代)
FAX:(0776)59-2538
E-mail:mios2021fukui@f-gh.jp
 


 第27回日本最小侵襲整形外科学会 会長
福井総合病院 スポーツ整形外科 部長
山門浩太郎


我々はどこから来たのか
我々は何者か
我々はどこへ⾏くのか

本学会が立ち上がった当時、“big surgeon, big cut”が当然のこととして受け入れられており、大侵襲こそ正義と教えられたと思います。MIOSが手術の完遂性や予後と絡めて強い批判にさらされていた時代でした。しかしながら、技術の進歩と優れた成績、さらには手術侵襲自体の悪影響が明らかになるにつれて全ての手術が低侵襲化し、「最小侵襲手術」は質的な概念から相対的な価値へと変化したのではないでしょうか。実際のところ、多くの整形外科手術は20年前に比べてはるかに低侵襲化され、例えば肩腱板修復は大多数の手術が関節鏡視下におこなわれています。

「最小侵襲とは何か。最小侵襲手術はどこに向かうのか」。第27回日本最小侵襲整形外科学会(MIOS2021)の大会テーマをこのようにいたしました。今回の学会では、できるだけ今までおこなわれてきたMIOSの取り組みの振り返りをおこないたいと考えています。現在は過去の集大成であり、歴史の中に未来があると考えます。また、最先端の取り組みを発表する場でもありたいと思います。シンポジウムは、この方針ですすめて参ります。

コロナ禍のなか、開催形態をふくめていまだ模索が続いていますが、11月の福井でお会いできることを希望してやみません。




Copyright © 2021 The 27th Annual Meeting of the Japanese Society for Minimally Invasive Orthopedic Surgery. All Rights Reserved. 
TOP