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研修医1年目・竹原先生は、右頭頂後頭葉脳炎による不思議の国のアリス症候群についての症例報告をまとめ、国際学術誌「Journal of Clinical Neuroscience」（IF=1.8）に掲載されました。不思議の国のアリス症候群は、知覚の歪み、身体感覚の異常、時間感覚の歪み、視覚障害などの特徴を持つ症候群です。この症候群は片頭痛や脳炎、変性疾患などに伴い発症するとされています。

主に小児での報告例が多い中、本症例は高齢者における右頭頂後頭葉脳炎による発症という珍しいケースです。さらに、本例では半側空間無視も併発していた点が特筆すべき特徴でした。竹原先生は研修医1年目ながら、国際的に評価の高いSCIジャーナルに筆頭著者として論文掲載に至りました。

Takehara T, Hayashi K, Tsujimoto S, et al. Alice in Wonderland syndrome by right parieto-occipital lobe encephalitis in the elderly. J Clin Neurosci. 2025;141:111574. doi:10.1016/j.jocn.2025.111574

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0967586825005478