木村先生は、血清型35F肺炎球菌による化膿性脊椎炎および腸腰筋膿瘍の症例報告をまとめ、Cureus(IF=1.3)に掲載されました。世界的には、肺炎球菌のワクチン搭載型血清型は減少傾向にあり、非ワクチン型は増加しています。35F型も非ワクチン型の一つで、近年報告が増加傾向でありますが、これまでに、血清型35Fの化膿性脊椎炎や腸腰筋膿瘍の発症例は報告されていませんでした。さらに、本例では全身MRI(DWIBS)を診断に用いた点も特徴的です。肺炎球菌はさまざまな臓器に膿瘍を形成しやすく、転移性を伴う菌種であることから、全身を一括して評価することは合理的です。本報告は、転移性向のある菌種に対し、全身MRIの有用性を提唱しています。
木村先生は研修医1年目ながら、筆頭論文が国際学術誌に掲載されるのは2本目になりました。
Kimura K, Hayashi K, Misaki K, et al. A Case of Pyogenic Vertebral Osteomyelitis and Iliopsoas Abscess Caused by Invasive Pneumococcal Disease Serotype 35F: Utility of Diffusion-Weighted Whole-Body Imaging With Background Body Signal Suppression as an Adjunctive Diagnostic Tool. Cureus. 2025;17(7): e87770. doi:10.7759/cureus.87770
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