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>高次脳機能障害の原因、診断、診断基準




   高次脳機能障害の原因

   脳血管障害(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血など)
もっとも多いのは脳血管障害(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血など)です。脳の血管が詰まったり、出血を起こすことで、脳の機能を損なうものです。

   外傷性脳損傷
次いで多いのは、外傷性脳損傷(脳外傷、頭部外傷)です。交通事故や転落事故などの際に頭に強い衝撃が加わることで、脳が傷ついたり(脳挫傷)、脳の神経線維が傷ついたり(びまん性軸索損傷)するものです。
   その他の原因
脳炎、低酸素脳症など


   高次脳機能障害の診断

  □ 画像による検査
頭部のMRI、CTや脳波の検査、脳血流の検査などを行います。
  □ 神経心理学的検査
高次脳機能障害の特徴や重症度を測定するための様々な検査のことを言います。一つの検査で障害の全てが解るものではなく、その方の症状にあわせて、いくつかの検査を組み合わせて行います。
 〔代表的な検査〕 記憶検査、注意検査、遂行機能検査、知能検査など
  □ 問診や行動観察
高次脳機能障害は、検査場面や入院生活では問題がなくても、実際の生活や職場では様々な問題がみられることがあるため、事故や病気の経過、現在の生活状況やどんな問題があるのかなどをお聞きします。

   高次脳機能障害の診断基準

  T 主要症状等
1. 脳の器質的病変の原因となる事故による受傷や疾病の発症の事実が確認されている。
2. 現在、日常生活または社会生活に制約があり、その主たる原因が記憶障害、注意障害、遂行機能障害、社会的行動障害などの認知障害である。
  U 検査所見
 MRI、CT、脳波などにより認知障害の原因と考えられる脳の器質的病変の存在が確認されているか、あるいは診断書により脳の器質的病変が存在したと確認できる。
  V 除外項目
1. 脳の器質的病変に基づく認知障害のうち、身体障害として認定可能である症状を有するが上記主要症状(I-2)を欠く者は除外する。
2. 診断にあたり、受傷または発症以前から有する症状と検査所見は除外する。
3. 先天性疾患、周産期における脳損傷、発達障害、進行性疾患を原因とする者は除外する。
  W 診断
1. T〜Vをすべて満たした場合に高次脳機能障害と診断する。
2. 高次脳機能障害の診断は脳の器質的病変の原因となった外傷や疾病の急性期症状を脱した後において行う。
3. 神経心理学的検査の所見を参考にすることができる。
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