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病院長の挨拶


21世紀は「脳の時代・心の時代」といわれています。これまで解明不可能であった病気のうち、うつ病や統合失調症は分子レベル遺伝子レベルにまで研究が進み、治療薬の開発実用が盛んになり、そしてその効果は劇的に改良されました。副作用も他の体の病気に対する治療薬と同じくらいに改善され、利用者に恩恵をもたらしています。

 福井病院では、こういった最新の治療法もご紹介しながら、その人それぞれに応じた適切な検査および治療を提供すること、これが最も大切なことと考えております。また、ご利用いただく患者のみなさん、ご家族のみなさんと情報を共有しながら、検査および治療には選択肢のあることを説明することも大切であると考えております。診断、検査、治療を通じて、生活の場、仕事の場でふたたび活躍していただけるよう、安心して過ごしていただけるよう、今後も日々の診療に努めてまいります。

 平成21年5月には福井総合病院が当院の隣に開院いたしました。二つの病院の連携協力体制のもと迅速な検査が可能となっております。一例をあげるならば、福井総合病院の最新の検査機器を利用して脳MRI検査や脳血流検査を行った後に、その日一日で認知症の診断診療を行うことが可能となりました。最新の治療をめざすという観点からは、たとえばアルツハイマー型認知症の診断においては早期診断支援システムであるVSRADを導入しております。

 平成21年4月に私は現職に着任いたしました。前任地の福井大学医学部付属病院では睡眠障害の専門医として過眠症、睡眠時随伴症、睡眠覚醒リズム障害、睡眠時無呼吸症候群などの検査治療を行ってまいりました。

当福井病院におきましても福井総合病院の検査部と連携し睡眠障害検査のクリニカルパスを作成し、すでに検査を開始しております。日中の眠気が気になる方、夜間になんども目が覚める方、夕方から足がむずむずしてじっとしていられない方など、睡眠障害全般についての診療を行っております。お気軽にお問い合わせください。

福井病院院長
村山 順一
(精神科医)